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タイ深南部の反政府武装勢力、盗難車の代わりにレンタカーを車爆弾に利用

2024年8月12日 配信

タイ深南部の反政府武装勢力は、盗難車ではなくレンタカーを車爆弾の製造に利用するようになっていると、第4軍地域の司令官であるサンティ・サクンターラック中将が2024年8月10日(金)に明らかにしました。各報道が伝えています。



司令官は、8月10日(金)にパッタニー県ムアン地区の漁港へのアクセス道路で爆発した車爆弾に使用された車両が、スパンブリー県バーンプラーマー郡の男性からレンタルされ、ソンクラーのナンバープレートを付けていたと述べました。

司令官は、タイの深南部3県の商業地域における厳戒態勢の強化により、特に盗難車に目を光らせる治安当局がいるため、反政府武装勢力が盗難車を車爆弾に使用することが難しくなり、レンタカーを利用するなど新たな手段を探さざるを得なくなったと述べています。

一方、情報筋によると、8月10日にパッタニーで起きた3つの爆発で通行人が負傷しました。これは今週ヤラー県で3人の反政府武装勢力が殺害されたことへの報復であるとのことです。

タイ深南部

タイ深南部(ナラティワート県、ヤラ県及びパッタニ県の全部並びにソンクラー県の一部)は、20世紀初頭までパッタニ王国のイスラム指導者の統治下にあったことから、住民の多くがマレー系のイスラム教徒で占められており、分離主義運動が続いてきた。1940年代にマレーシアへの併合を要求する政治運動が拡大し、1960年代に入り、独立国家「パッタニ王国」の樹立を標ぼうする「パッタニ統一解放機構」(PULO)、「パッタニ・マレー民族革命戦線」(BRN)等の分離主義武装組織が設立され、深南部各地でタイ当局に対する武装闘争が展開されてきた。
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