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タイ政府のチャイ・ワチャロン(ชัย วัชรงค์)報道官は、タイへの外国人観光客の到着数が大幅に増加したと述べました。これは、政府が国内各地で観光活動を推進する努力を強化しているためです。2024年8月9日にタイ広報局が伝えています。
2024年8月9日の政府報道センターでの記者会見でチャイ報道官は、外国人観光客がタイに入国しやすくするための新しいビザ措置が、より多くの観光客をタイに誘致する要因となっていると指摘しました。
タイは2023年に約2,800万人の外国人観光客を迎え入れ、1.2兆バーツの収入を得ました。2024年については、1月から8月4日までの期間に、タイを訪れた外国人観光客の数は2,100万人に達し、前年同期比で33%の増加となりました。
この期間中の外国人観光客の最大のグループは中国からの訪問者(420万人)で、次いでマレーシア(290万人)、インド(120万人)、韓国(110万人)、ロシア(100万人)が続きました。
2024年末までに、タイへの外国人観光客の到着数はほぼ3,800万人に達すると予想されています。今年の観光収入は2.7兆バーツに達すると見込まれており、そのうち1.77兆バーツは外国人観光客からの収入になると予測されています。
また、タイ政府は全国の二次的観光地での観光振興にも力を入れており、観光収入の分配をより良くすることを目指しています。首相が発表した「Ignite Tourism Thailand」というビジョンに沿って、二次的都市での観光収入を2024年には3,600億バーツに増加させる目標が設定されており、これは国内市場からの観光収入の30%に相当します。
タイ国政府観光庁(TAT)は、2024年を通じて二次的都市の観光を促進する「365 Days of Wonders in Secondary Cities」というキャンペーンを開始しました。また、関係機関と協力して、宿泊施設、飲食店、観光インフラの基準を向上させ、観光地、製品、サービスの開発など、二次的観光都市における観光を活性化させるための様々な措置を実施しています。
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