タイ、韓国に対し渡航制限の緩和を要請

タイ外務省のマーリット・サギアムポン大臣は、韓国外務省のチョ・テユル大臣との間でタイ市民に影響を与える渡航制限について話し合いを行いました。聯合ニュースが報じたところによると、先週行われたこの会談で、マーリット大臣は韓国電子渡航認証（K-ETA）の厳格な入国措置の緩和を求めました。タイ広報局が2024年8月7日に伝えています。

K-ETAは訪問者に事前の旅行認証を与えるものの、入国を保証するものではなく、その結果、多くのタイの旅行者が韓国の空港で入国を拒否されています。この厳しい入国政策に対して、タイの旅行者の間では韓国旅行をやめて、他国の目的地を選ぶよう促すSNSキャンペーンが展開されています。その結果、2024年の最初の4か月間で韓国へのタイからの訪問者数は前年同期比で21％減少しました。

韓国の厳格な審査は、不法移民と不法就労を防ぐための措置の一環であり、タイ国民は特に厳重に監視されています。2月にソウルで行われた二国間の領事会議でのタイの要請に対し、韓国は、増加する不法滞在のタイ人を背景に、厳格な入国審査が必要であることを認めました。

既存の課題にもかかわらず、韓国はこれらの渡航問題を解決するために進展的な方法で協力を続けたいと表明し、外交対話が続いていることを強調しました。

■Thailand Urges South Korea to Ease Travel Restrictions｜PRD