バンコク都市鉄道オレンジライン、西側区間の建設開始

タイ政府は、バンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ社（BEM）によるバンコク都市鉄道オレンジラインの西側区間の建設開始を法的解決後に承認しました。2024年7月29日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

バンコク全体の接続性を向上させるために設計された全長35.9キロメートルのオレンジラインは、バーンクンノン地区とミンブリー地区を結びます。このルートは、バーンクンノンからタイ文化センターまでの13.4キロメートルの西側区間と、文化センターからミンブリーのスウィンタウォンまでの22.4キロメートルの東側区間で構成されています。東側区間はすでに完成しており、2028年1月に運行開始予定ですが、西側区間の開発は入札プロセスを巡る法的紛争のため停滞していました。

この行き詰まりは、タイの最高行政裁判所がタイ高速鉄道公社（MRTA）に対するバンコク大量輸送システム株式会社（BTSC）の訴訟を棄却したことで解消されました。裁判所はMRTAの入札手続きを支持し、現在MRTのブルーラインとパープルラインを運営しているBEMがオレンジラインの開発権を獲得しました。今週、1,400億バーツのプロジェクト契約を締結する予定です。このプロジェクトは公私連携（PPP）ネットコスト投資モデルで運営され、30年間の契約のもと、オレンジラインの西側区間は2030年までに完成する予定です。

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