パタヤのトラック型バスから外国人観光客が転落死

公開された防犯カメラの映像のキャプチャー

タイ東部チョンブリ県のビーチリゾート・パタヤでは、ソンテウと呼ばれるトラックの荷台に座席を設置したソンテウと呼ばれるバスが走っています。ルート上の好きな場所でバスを停めて乗り、ルート上の好きな場所で降りることが出来るシステムで、庶民の足です。（タクシーの様に利用することもできます）

2024年7月22日、パタヤセカンドロードで香港人観光客の男性（48歳）がソンテウから転落し、死亡しました。ソンテウの運転手は香港人観光客の男性を助けることなく、そのまま走り去ったとのことです。

同日中に、当該のソンテウの運転手は、ソンテウのオーナーから事故のことを知らされたとして、警察に出頭。香港人観光客の男性が落下したことを知らなかったと主張しました。

ソンテウの運転手は、最初に7～8人の観光客をパタヤ北部のドルフィンサークルから乗せ、海沿いのパタヤビーチロードを走り、全員をウォーキングストリートの入口で降ろしたと述べました。運転手は観光客が全員降りたと思い、誰がいつ乗ってきたのか分からなかったと主張しています。また、観光客が転落したことを知っていれば必ず停車していたと強調し、理解を求めました。

警察が防犯カメラの映像を確認したところ、香港人観光客の男性が転落する瞬間が明確に記録されていました。この証拠を基に、運転手は過失運転致死罪および被害者を助けずに逃走した罪で告発されました。香港人観光客の男性の遺体は、家族に引き取られるのを待っています。 なお、香港人観光客の男性は香港の警察官で、休暇でタイを訪れていました。