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各国ボランティアたちで炊き出し~バンコク・コミュニティ・ヘルプ・ファウンデーション(4)

2024年7月20日 配信

「バンコク・コミュニティ・ヘルプ・ファウンデーション(BCHF)」はタイの貧困層の生活のサポートをしている団体の1つです。長年タイに住むビジネスマンのフリソ・ポルダーヴァートさんとグレッグ・ラングさんの2人によって、2020年4月に創設され、これまで通算で200万人もの人々を助ける活動を行ってきました。



各国ボランティアたちで炊き出し

その活動の一つがボランティアによる炊き出し・スラム地域でのご飯の配布です。毎週火曜から日曜まで毎日、スクンビット通りソイ10にあるBCHFのオフィスにボランティアが集まり、200食分を用意しています。この日もアメリカやイギリス、ブラジル、スロバキア、ミャンマーなど世界各国の人々が作業に勤しんでいました。中にはお姉さんと一緒に参加する11歳の子供も。

ボランティアの1人、アメリカから来たサリーナさんは「人々のために動く事が私に喜びをもたらしてくれます」と語ります。

またミャンマーから来たテッドさんは「同胞の友人から誘われ、先週から始めています。求職活動中で時間があるので、それを人々のために使いたいと思いました」と言います。

 

貧困シニア層も無料食事の列に

準備ができた食事をミニバンにのせ、市内3か所で配布します。配布先に並んでいるのはホームレスの人たち、そして、シニアの人々も多くいます。

「タイ社会の抱える問題の一つが貧困シニア層です。現在、政府から支給される年金の額は600バーツ(約2600円)/月。つまり 1日20バーツで暮らせというのです。いかに物価の安いタイとはいえ、これで暮らすことは不可能です。その上、シニア層には働く機会も与えられません。そのため、無料の食事は彼らにとって大きな助けになっているのです」とBCHFの創設者の1人であるフリソさんは語ります。

日本でも貧困シニア層が問題になっていますよが、決して他人事ではありません。

「食事の準備をしているのはスクンビット地区なので、近隣にお住まいの方も多いと思います。是非、ボランティアに参加してみてください」

ご飯の準備のボランティア以外にも、私たち日本人にも出来ることがあるのでしょうか?もちろん、たくさんあります。

①不要な中古品の寄付
衣類、オモチャ、本、家具、電化製品など何でも構いません。「こんな風に古かったり、壊れていても大丈夫かしら?」と物怖じしないでください。それを有益に使ってくれる人々が必ずいます。スクンビット周辺を含め15か所の回収スポットがあって、そこに持ち込んで貰うことも出来ますし、無料のピックアップサービスも行っています。詳細は同ファウンデーションのホームページをご覧ください。

②寄付
同ファウンデーションのホームページに掲載されているQRを使えば簡単に寄付金を送付することが来ます。貧困家庭の子供の奨学金スポンサーになることも出来ます(年間4,850B)。

Bangkok Community Help Foundation:BCHF

[住所]
23 Sukhumvit 10 Alley, Khwaeng Khlong Toei, Khlong Toei, Bangkok 10110
[電話]
(+66)84 539 7380
[メール]
Info@bangkokcommunityhelp.org
[ウェブ]
https://bangkokcommunityhelp.org/
https://www.facebook.com/BkkCommunityHelp
https://x.com/BKK_community
https://www.instagram.com/bangkokcommunityhelp

[取材・撮影・記事作成 梅本昌男]

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