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タイ内務大臣兼副首相、大麻の再規制に断固反対の姿勢

2024年7月11日 配信

アヌティン・チャーンウィーラクーン内務大臣兼副首相(タイ誇り党)は2024年7月9日、麻薬取締委員会で大麻の再規制問題が議論される際、大麻を再び麻薬リストに戻すことに「反対票」を投じると約束しました。内務省の常任書記官に対して、この問題に関しては自由投票を認めるとも述べました。各報道が伝えています。

タイで大麻を麻薬に再分類、2025年1月1日から



 アヌティン大臣と内務省の常任書記官は共に、麻薬取締委員会に参加しています。委員会の議長はター・タビシン首相が務めています。

大麻を麻薬リストから外すことは、2019年の総選挙でのタイ誇り党の主要政策でした。タイ誇り党の党首であるアヌティン大臣は、保健大臣に任命された際に大麻の合法化を実現しました。大麻使用は医療用に限定とされているものの、実際には自由に娯楽用として大麻を購入することも可能になっています。街にはたくさんの大麻販売店が展開しており、多額の投資が行われています。

 アヌティン大臣は、大麻の再規制は、政府の変更による政策の変動を恐れた投資家の信頼を損なうと警告。「投資家は政策の安定性を必要としている」と述べました。

違法薬物を管理するための健康委員会は、7月7日に大麻を麻薬として再分類することに多数決で決定。2025年1月1日から施行される予定です。

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