タイとラオスが麻薬問題に対する共同取り組みを協議

セター・タビシン首相は、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相と電話会談を行い、両国間の二国間関係を強化するための話し合いをしました。麻薬問題に対する共同取り組みなどについても協議しています。タイ国営メディアNNTが伝えています。

セター首相は、両国の緊密な関係が協力を強化し、共に問題に対処することで両国民の幸福を向上させるとしいます。麻薬問題に関して、セター首相はラオス政府の優れた協力に感謝の意を表しました。

セター首相は、両国の協力を強化するために次の4つの分野を挙げました：

・高リスク地域での共同パトロールの頻度を増やすなど、情報活動の調整。
・捜査能力の向上と逮捕の拡大。
・麻薬使用を防ぐための生計と職業開発の促進。タイ政府は、ラオスのフアパン県でアヘンの代わりにコーヒーの栽培を支援する国連薬物犯罪事務所（UNODC）の代替開発プログラムを支援しています。
・国境地帯の地区、特に安全保障機関や部隊との地方レベルの協力。ラオスの首相もタイと緊密に協力する意向を表明しました。

この機会に、セター首相は協力のための地方メカニズムの使用の重要性を強調し、今後のより緊密な協力を確立するための主要な調整者として、タイの麻薬取締委員会事務所を指定しました。