|
|
タイ警察は2024年6月23日、バンコクでの麻薬パーティーを摘発しました。証拠として麻薬のメタンフェタミン1,081.19グラム、ヤーバー8錠、ケタミン10.84グラム、エクスタシー130錠、ヘロイン1.49グラムを押収しました。
現場となったのは、ワントーンラーン区プラプラーのラムカムヘン通りソイ21にあるファロス(ฟารอส)。6月23日午前6時30分頃に、警察らが裁判所の令状に基づき建物内を捜索し、麻薬パーティーの参加者を発見しました。麻薬、麻薬使用のための器具、使用済みコンドームが多数見つかり、参加者の尿検査の結果、22人から薬物の陽性反応を確認し逮捕。薬物反応がなかった25人は開放されました。その後、麻薬所持者4人が逮捕されました。
逮捕された一人の男は、警察の捜査に協力。クローンサーンにあるコンドミニアム内で麻薬の売買を行っていたボーイの逮捕につながりました。ボーイの供述によれば、「ジャック・ジャック」というLINEアプリの名前を通じてジャックという名の男にメタンフェタミンを注文し、ジャックが「おじいさん」と呼ぶ高齢のタイ人の男が車で薬を届けに来るとされています。警察はボーイに再度ジャックに麻薬を注文させ、その後、ジャックと高齢のタイ人の男を逮捕する計画を立てました。
同日午後3時10分頃、コンドミニアム前に車が停まり、高齢のタイ人の男が車から降りると、ボーイがその人物をいつもメタンフェタミンを届けてくれる人物だと確認しました。警察は高齢のタイ人の男を捜索し、所持していた茶色の紙袋に隠されたメタンフェタミンを発見しました。高齢のタイ人の男の名はスティン。スティンは、ジャックの指示でメタンフェタミンを届けに来たと供述しました。
その後、警察はスティンからの情報により、ジャックの居住地であるサムットプラカーン県バーンプリー郡に捜索に向かいました。そこで、家の前に立っているタイ人の男を発見し、彼がジャックであることを確認。警察はジャックの捜索を行いましたが、違法な物品は発見されませんでした。しかしジャックは、ボーイにメタンフェタミンを販売し、スティンに薬を届けさせたことを認めました。
▼関連記事
バンコクのゲイ向けサウナ「Faros」でドラッグパーティー、57人逮捕
バンコクの男性向けサウナ摘発で10人逮捕、今年2度目
関連記事