タイ東北チャイヤプーム、大麻農園の倉庫で大規模な火災が発生

2024年6月21日午前3時20分ごろ、チャイヤプーム県ムアン郡ナーファーイの消防が、大きな大麻栽培倉庫で火災が発生したとの通報を受けました。倉庫の広さは約40×60メートルで、商業用の大麻を栽培するための閉鎖されたスペースです。内部にはエアコンが10台以上設置されており、24時間体制で温度管理が行われています。

火災は激しく燃え広がり、濃い煙が立ち上りました。地元の住民によると、家で寝ていたところ爆発音を聞き、驚いて目を覚まして外に出ると、大きな煙を上げて火が燃え広がっているのが見えたとのこと。大麻倉庫内には近隣国からの労働者が何人かおり、彼らは倉庫から逃げ出し、ピックアップトラックに乗って去って行ったのだとか。

住民は直ちに通報。ナーファーイの消火車2台と、サワーン・クンナタム財団の職員が現場に駆けつけ、消火活動に当たりました。燃える大麻の臭いに包まれながら消火活動が行われ、約30分で火災は鎮火しました。

火災の原因は、電気の短絡と見られています。倉庫内にはエアコンが24時間稼働しており、それが原因で電気系統に負荷がかかった可能性があります。

消防隊によると、倉庫内部には断熱用のフォームが密に配置されており、これが燃料となって火災が広がったとのことです。