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日本の外務省は2024年6月3日、海外における邦人の孤独・孤立に関する実態把握のための調査「海外での滞在や生活等に関する基礎調査」の結果を公表しました。調査は2023年10月1日を調査期日として、海外に在留している日本人を対象に初めて実施されました。
日本在住者よりも海外在住者の方が孤独を感じる人が多く、その割合が多いのが女性。言葉の壁や文化の違いが孤独感に影響を与えていることが多いようです。
海外在住者において、孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は 6.9%、「時々ある」が 12.7%、「たまにある」が 25.3%でした。一方で孤独感が「ほとんどない」と回答した人の割合は 34.7%、「決してない」が 18.5%でした。 孤独を感じる人の割合は、に日本国内在住者よりも海外在住者の方が多い結果になったようです。
アジア地域の在住者のみに焦点を当てると、孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は 5.9%、「時々ある」が 12.6%、「たまにある」が 24.3%でした。一方で孤独感が「ほとんどない」と回答した人の割合は 37.0%、「決してない」が 18.5%でした。孤独を感じる在住者が最も多いのが、西欧地域でした。
孤独感を年齢別にみると、孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合が最も高いのは、20~29歳で11.0%。一方、その割合が最も低いのは、70~79歳で2.7%でした。
孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は、男性が5.3%、女性が8.1%でした。
孤独感に影響を与えたと思う出来事では、孤独感が「しばしばある・常にある」「時々ある」「たまにある」と回答した【孤独であると感じる】人のうち、「言語上のもの」と回答した人が31.6%で最も多く、次いで「文化的違いに起因するもの」が27.9%でした。
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その他詳細は、以下のリンクからご覧下さい。
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/pdf/KODOKU_REPORT2024.05.pdf
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