タイで初のシャトーワイン展覧会、タイでワインは関税免除

セター・タビシン首相は、タイで初開催となるシャトーワイン展示会に出席し、タイを観光の拠点とし、ワイン市場を促進し、世界的なイベントを開催するというビジョンを強調しました。首相はタイの「ソフトパワー」を活かし、特に食文化を推進することを目指しています。2024年5月31日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

このイベントは、フランス・ボルドー地方のワイン愛好者と生産者によるグループ「Union des Grands Crus de Bordeaux」が主催。基調講演で首相は、このイベントの歴史的な意義を強調し、タイとフランスの間で育まれる文化的、社会的、経済的な絆の象徴であると述べました。

首相は、タイは深い文化と伝統を持ち、ワインをその象徴と見なしていると語り、ワインの試飲は、単に風味を楽しむだけでなく、芸術、歴史、職人技を味わうことだと述べました。首相は、ボルドーワインはこの芸術を完璧に体現していると評価しています。

さらに首相は、「IGNITEタイランド」ビジョンについて説明。このビジョンは、タイ料理と国際的なワインの組み合わせを通じて、タイを観光客にとって最高の目的地にすることを目指しています。首相は、シェフの料理芸術と文化遺産を反映するタイ料理を体験するよう招待しました。

タイは2024年から、ワインの物品税を10％から5％に減税し、すべての国からのワインの輸入関税を免除。従来は54％～60％の関税がかかっていました。

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