タイ入国の偽ファストトラックに警告 「優先入国」と嘘

タイ入国管理局は2023年3月27日、スワンナプーム空港とドンムアン空港での通常の入国管理手続きを回避できると主張し、2,900バーツで優先的に入国できるという「ファストトラック（Fast Track）」サービスを提供すると偽っているページに関する警告を発しました。

声明によると、richcarsbangkokというページが虚偽の広告を出しており、これらの広告は、料金を支払うことで空港で優先的に入国ができると謳っており、外国人をだまして存在しないサービスに対してお金を支払わせています。

調査の結果、前述のページは高級車のレンタルサービスを提供するページであり、主張されているサービスは虚偽の情報であることが確認されました。チラポン少将は、すべての空港の入国管理所が、どの会社ともこのようなサービスを提供していないことを断言しました。現在の入国審査では、既に手順が簡略化され、旅行者が迅速に入出国できるように改善されています。特に混雑するフライト時間帯でも、スワンナプーム空港での検査待ち時間は最大でも15分となっています。

特別な入国レーンは、障がいを持つ旅行者、幼児とその保護者、高齢者、外交・公用パスポート所持者、Elite card、Thai longstay、APEC card 所持者のための「プライオリティレーン」として設定されています。出国時には、スワンナプーム空港の運営団体（AOT）がビジネスクラスの乗客、Smart visa 所持者、障がいを持つ旅行者、高齢者、乗務員などを迅速に荷物検査ポイントへ案内するためのFasttrackレーンを設置していますが、これは入国管理の特別レーンとは関係ありません。

したがって、このような情報は虚偽であり、騙されないように注意してください。現在、他にも偽の主張をしているページがないか調査中であり、発見次第法的措置を取る予定です。また、入国管理局は、セター・タビシン首相の方針に従い、人員の増員や手順の簡素化など、様々なシステムの改善を進めており、入国審査の速度が以前よりも速くなっています。特別なチャネルを利用する必要はありません。