タイの伝統衣装をユネスコ無形文化遺産に推薦

タイ内閣は、タイの文化の根本的な側面であるタイの伝統的な衣装とムエタイをユネスコの無形文化遺産に推薦することを承認し、これらを世界的に認めることを目指しています。2024年3月26日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ文化省セームサック・ポンパーニット大臣によると、関連部門、特に文化振興局（DCP）には、必要な文書を準備し、教育省の下にあるタイ国ユネスコ委員会に提出するよう指示されており、2024年3月31日までに国際機関に提出される予定です。この取り組みは、「トムヤムクン」と「ケバヤ」がユネスコのリストに加えられたこと、および2023年3月に「パーカオマー」の提出が行われたことに続くものです。

タイの伝統的な衣装とムエタイの文化的意義と歴史的豊かさについて議論し、セームサック大臣はタイの伝統的な衣装は、ドヴァーラヴァティ時代から初期のラタナコーシン時代にかけて1400年以上にわたって進化し、タイのアイデンティティと職人技を象徴していると指摘しました。1960年にシリキット王太后がタイの衣装の研究と創作を奨励したことで、衣装はさらに洗練されました。一方、ムエタイは、300年以上の歴史を持つ武術であり、包括的な戦闘技術と文化的儀式で知られています。これには、過去と現在のムエタイの師匠への敬意を示すワイクルーラムムアイが含まれます。