野生生物に襲われての死亡で最高10万バーツ

タイ天然資源環境省は、ロッブリー県でのサルを含む野生動物の攻撃事故が増加する中、野生動物の被害者に対する新しい補償規則を導入しました。2024年3月25日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ天然資源環境省パッチャラワート・ウォンスワン大臣が承認し、3月23日から効力を発するこの規則は、重傷や死亡に対して最高10万バーツ、手足や目の損失に対して最高5万バーツ、その他の傷害に対しては最高3万バーツの補償を定めています。さらに、被害者は回復期間中、最大180日間、日額300バーツの支払いを受け取ることができます。

この動きは、サル、ゾウ、ガウル、熊などの野生動物との遭遇によって影響を受けた人々に財政的な救済を提供することを目的としています。この取り組みは、ロッブリーで食物を奪うために地元住民や観光客に攻撃することが報告されている攻撃的なサルの問題が高まっている中で行われます。

タイ国立公園野生動物植物保全局は、食糧不足が彼らの攻撃的な行動をしばしば引き起こすことを指摘して、ロッブリーの都市部から攻撃的なサルを県内および近隣のナコンナーヨックの指定された囲いに移動させる計画を立てています。