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2024年3月1日(金)から10(日)まで開催中の「第19回大阪アジアン映画祭」では、特集企画<タイ・シネマ・カレイドスコープ2024>で、タイ映画8作品が上映となります。3月8日(金)には、上映作品の監督やプロデューサーや出演者、そしてタイ王国大阪総領事らを招いて「THAI NIGHT」が開催されました。
3月8日(金)18時45分から大阪市福島区のABCホールにて、第19回大阪アジアン映画祭「THAI NIGHT」が開催された。昨年のタイ映画興行収入第1位で、早々とチケットが完売した『葬儀屋』の上映を前に、主催代表としてタイ王国大阪総領事のアッカラポン・チャルームノン氏が各方面への感謝を述べ、「映画を鑑賞して感動していただき、タイのことをもっと愛し、タイの違う一面をより多く知っていただければ幸いです」と観客にアピールした。
続いて国家ソフトパワー戦略委員会映画産業分野小委員会チェアマンのモムラチャウォン・チャルームチャイ・ユコン氏は「タイ政府が希望しているのはタイと日本の関係が深まり、知人のようにお互いがさらに親しくなること。今回のタイ映画の上映はタイの自己紹介のようなもので、タイを知っていただくきっかけになることを願います」と挨拶を行った。そして特集企画<タイ・シネマ・カレイドスコープ2024>全8作品のうち7作品のゲスト16名が登壇し、各作品の代表が一言ずつコメントを述べた。
今回の特集企画の背景について、大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターの暉峻創三氏はこう語る。「昨年は国内でタイ映画のメガヒット作が続出し、タイの興行収入におけるタイ映画の市場占有率が20%から40%に一気に跳ね上がったと言われるなど、タイ映画界が活性化。また、タイ政府は、新設した国家ソフトパワー戦略委員会に様々なことを委ね、映画に関してはタイ映画の世界進出を図る目標を掲げています。そして今年になって初めてタイ映画を世界の主要な国際映画祭の場でプロモートしていく方針を正式決定し、今年の1月から3月まではロッテルダム国際映画祭、ベルリン国際映画祭、大阪アジアン映画祭の3映画祭をプロモートの場に選んでくれました。このような一連の動きが大阪アジアン映画祭の開催時期と重なり、この規模のタイ映画特集を企画することができました。」
第19回大阪アジアン映画祭は3月10日(日)まで大阪市内4か所の会場で開催、日本初上映の作品を中心に、24の国と地域から集まった計63作品を上映中。
詳しくは公式HPを参照。https://oaff.jp
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※登壇者の集合写真(右から)
『さよならの言い方』
タンヤチャノック・アピサムポークン(監督)
ラウィー・ダムロンサクン(撮影監督)
『仮想』
シワポーン・ポンスワン(プロデューサー)
タッダナイ・プラマーン(プロデューサー)
『親友かよ』
アッター・ヘムワディー(監督)
バズ・プーンピリヤ(プロデューサー)
『葬儀屋』
ティティ・シーヌアン (監督)
アチャリヤー・シータ (出演)
モムラチャウォン・チャルームチャイ・ユコン氏(国家ソフトパワー戦略委員会映画産業分野小委員会チェアマン)
アッカラポン チャルームノン氏(タイ王国大阪総領事)
『葬儀屋』
スティダー・ブアティック (出演)
ナルポン・ヤイイム (出演)
『Solids by the Seashore(英題)』
アイラダ・ピツワン(出演)
ラウィパ・スリサングアン(出演)
パティパン・ブンタリク(監督)
『プンパヨン 呪物に隠れた闇』
ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン(監督)
『ブレイズド・アウェイ』
スパマート・ブンニン(監督)
ラタタマヌーン・スパプートーン(プロデューサー)
ドンサロン・コーウィットワニッチャー氏(映画評論家、プロデューサー、バンコク世界映画祭ディレクター、国家ソフトパワー戦略委員会映画産業分野小委員会メンバー、OAFF2024短編審査委員)
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