タイ国家放送通信委員会がメディアに要請「暴力的なコンテンツは慎重に」

タイ国家放送通信委員会（National Broadcasting and Telecommunications Commission：NBTC）は、テレビ事業者に対し、ニュース報道に慎重になり、社会的責任を考慮するよう要請しました。

この要請は、現在トレンドになっている暴力的なコンテンツ、特に夫が妻を殺害した事件を放送するテレビ事業者にに対する国民の苦情を受けてのものです。タイ国営メディアNNTが2024年2月22日に伝えています。

報道官によると、このようなニュースの放送は、放送およびテレビ事業の運営に関する 2008年法の第37条に基づく違反となる可能性があるとのこと。

タイ国家放送通信委員会は、メディア、特に認可を受けたテレビ放送事業者に対し、マスコミュニケーション分野の専門家として、社会への影響を考慮するとともに、専門基準と倫理に従ってメディアコンテンツの表現をチェックし、留意するよう協力を要請しました。

報道官は、現在のニュース状況を考えると、テレビメディアはオンラインメディアを通じて暴力の複製につながる元のソースとしての役割を果たしていることを強調し、関連する規制を厳格に遵守するようライセンス契約者に促しました。

■NBTC Asks Media to be Cautious When Presenting Sensitive, Violent Content｜NNT