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LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)が提供する、LINEヤフーの多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」は、2024年1月22日の「カレーの日」に先駆け、新たなレポート「国民食カレーに陰り?『カレーの日』に先駆けて分析してみた」を公開しました。ネクストブレイクとされるのは、タイの「マッサマンカレー」。また「グリーンカレー」もカレーレシピ検索ランキングTOP10の常連となりました。
「カレーの日」は、1982年1月22日に、社団法人全国学校栄養士協議会が子供たちに好まれていたカレーを全国の小中学校で給食メニューとして一斉に提供したことにちなみ、2016年に認定されました。本レポートでは、Yahoo! JAPANの統計検索データを用いて、カレーの検索量や人気のレシピの移り変わりなどについて解析しました。
2020年1月から2023年12月までの「カレー」検索量を分析したところ、最も多く検索されていた2020年4月と比べて、2023年10月は約3分の1まで減少していました。さらに検索データを2014年まで遡ってみると、2015年7月が最多で、2023年10月の約4.7倍であったことがわかりました。「カレー」に興味関心を抱く人が減ってきている可能性が示唆されます。
2023年12月時点で同程度の検索ボリュームを持つ料理「うどん」「唐揚げ」「焼き鳥」と比較しても、「カレー」の減少傾向が他のキーワードよりも強いことがわかります。2014年の検索データまで遡って調べたところ、「うどん」「唐揚げ」「焼き鳥」は急増したりしながらも全体的には横ばいか微減でしたが、カレーだけは下降傾向にあり、国民食に陰りを見せているとも言えそうです。
「カレー」自体の検索数は減っている中、今年ブームになるかもしれないカレーを検索量が上昇しているキーワードから分析しました。「カレー」を含むワードで2024年1月1日を基準に2023年の1年間で上昇度が高いキーワードTOP3として、2023年にリリースされたアプリ「ポケモンスリープ」に関連するワード「ポケスリ カレー」「ポケモンスリープ カレー」に次いで、「マッサマンカレー」がランクインしました。
マッサマンカレーは、イスラム教で禁止されている豚肉を使わないタイカレーです。日本では2021年2月に牛丼チェーン店「松屋」でメニューが初登場し、それをきっかけとして広く検索されるようになったと思われます。
2023年にはバラエティ番組で、アイドルグループSnow Manの向井康二さんが「記憶戦隊マッサマン」というキャラに扮する企画が登場したことに合わせるように検索数が上昇していました。秋以降、飲食チェーン店でマッサマンカレーを扱う店が増加したことも、さらに上昇する要因になったと見られます。2024年も潮流が続けば、新たなブームとなるかもしれません。
「カレー レシピ」を含むワードについての直近5年間の検索数ランキングを調査したところ、「キーマカレー レシピ」が5年連続で1位となりました。さらに2位から4位も、5年連続で上から「カレー レシピ」、「ドライカレー レシピ」、「バターチキンカレー レシピ」となり、これらに不動のレシピ需要があることがわかりました。5位以降は変動があるものの、「スープカレー レシピ」やタイの「グリーンカレー レシピ」もTOP10の常連となりました。
一方で、「マッサマンカレー レシピ」は32位(2023年)という結果となりました。マッサマンカレーの場合はレシピを検索する人は少なく、外食などの需要が高いことが想像されます。
▼レポートは以下で公開されています。
国民食カレーに陰り? 「カレーの日」に先駆けて分析してみた
https://note.com/ds_yahoojp/n/na10ca03e284f
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