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タイ国家経済社会開発委員会(National Economic and Social Development Council : NESDC)は、タイの子供たちの健康と幸福に対する3つの重大なリスクを「電子タバコ (vape)」、「肥満」、「オンライン ギャンブル」と特定しました。2024年1月13日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ保健省健康関連サービス推進局の2023年の研究では、タイの若者の電子タバコ使用の懸念すべき傾向が示されました。現在、若者の10人に一人が電子タバコを吸っており、その影響は主に仲間からのププレッシャー、続いて家族や親戚からの誘いによるものです。タイ国家経済社会開発委員会は、若者を抑止するための啓発キャンペーンが失敗していることに懸念を表明しました。
電子タバコに加えて、肥満はタイの子供たちの健康にとってますます脅威となっています。タイ保健省の報告では、6~14歳の13.5%および15~18歳の16.9%が太り過ぎです。これはタイ保健省が目標とする若者の肥満の上限 (12%) を上回っています。報告書は、この増加の主な原因として運動不足を挙げており、十分な運動を行っている子供はわずか16%です。
また、タイの若者のオンラインギャンブルへの関与がエスカレートしていることに懸念を表明。チュラロンコン大学のギャンブル研究センターの調査によると、Z世代には300万人近くのオンラインギャンブラーがおり、毎日かなりの数の新規プレイヤーが参加しています。彼らのほとんどは携帯電話を使ってギャンブルをしており、しばしばオンライン広告に誘われます。ギャンブルの平均時間は1日1時間で、週末にはより活発になります。
調査によると、タイの若いオンラインギャンブラーの間では、年間推定586億バーツが流通しています。
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