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タイをテーマにした楽曲は色々ありますが、インドで2015年に発表されたロマンス映画「Kumari 21F」で使用された陽気な楽曲「Bang Bang Bangkok」が、TikTokで人気を博しているのだとか。しかし歌詞の内容が差別的、侮辱的であるとして、批判の声も上がっています。
パタヤで撮影された「Bang Bang Bangkok」のMVがこちら。
問題になっているのが「Same same but different. No money, no honey. Good boy go to heaven, bad boy go to Bangkok.」という歌詞。日本語に訳すと「似ているけど別物さ お金もない 恋人もいない、良い子は天国へ、悪い子はバンコクへ」でしょうか。
一部のタイ人は、「Same same but different※」がタイの商人が外国人客と交渉を行う時によく使う言葉だとして、タイ人の英語の話し方を揶揄していると主張しています。
※客「さっきの店はもっと安かったよ」、商人「似ているけど別物さ「Same same but different」のように使います。
また一部では、「お金もない 恋人もいない」は、タイ人女性がお金のためだけに外国人とデートすることを示唆する不快な固定観念として解釈され、MVの撮影がパタヤで行われたこともあって、観光地でのセックスワークに結びつける人も出ているのだとか。さらに、「良い子は天国へ、悪い子はバンコクへ」という歌詞が、バンコクをステレオタイプ化していると感じる人もおり、バンコクを不法行為の巣窟、不道徳な活動の中心地としてのみ描かれたとの主張も出ています。
一方で、この楽曲がタイの観光推進に繋がり、バンコク、パタヤ、そしてタイについて知る良い機会になるとの意見もあるのだとか。
日本にも、タイをテーマにしたこんな楽曲があります。
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