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タイ警察は、2025年の新年休暇期間中の交通安全対策として、複数の施策を発表しました。若者向けヘルメット配布プログラムや、二輪車事故の減少を目指す「検問所を配布拠点に切り替える」戦略などが含まれています。タイ国営メディアNNTが2025年1月1日に伝えています。
この年末年始はタイ全国で約4万人の警察官が配備され、4,068か所の検問所で交通管理と安全確保にあたっています。また、49の主要カウントダウンイベント会場では、群衆管理、入場スクリーニング、緊急ルートの管理、事故対応計画など、厳重な安全対策が実施されました。全体で約6万人の警察官が、新年を祝う人々の安全と交通の円滑な流れを確保するために動員されています。
警察は、毎日収集される交通事故データを分析し、高リスクルートや事故多発地域を中心に対応を強化しています。12月30日には、261件の交通事故が記録され、267人が負傷、32人が死亡しました。主な事故原因は、スピードの出し過ぎ(43.3%)、飲酒運転(22.61%)、急な車線変更(21.07%)でした。事故の83.77%は二輪車が関与し、直線道路での事故が77.78%を占めました。
12月27日から30日までの累計では、1,134件の事故が発生し、1,109人が負傷、175人が死亡しました。アユタヤ県が最も多くの事故と負傷者を記録し、バンコクとノンタブリー県では最も多くの死亡者が報告されています。一方で、14の県では死者が報告されていません。(参照 「危険な10日間」4日目までで1,109人が負傷、175人死亡)
警察当局は、「すべての部門が引き続き警戒を強化し、安全な移動と事故防止に努める」と表明しており、今後も交通安全対策を徹底する方針です。
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