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今週、タイと中国は初の直通貨物列車を開通しました。この列車はタイ東北部ノンカイを出発し、ラオスを経由して中国の重慶へ向かいます。タイの乾燥ロンガンなどの農産物を運ぶ今回の運行は、東南アジア、中国、欧州間の貿易ルートを改善することを目的とした「新陸海回廊」プロジェクトにおける重要な一歩とされています。タイ国営メディアNNTが2023年12月30日(土)に伝えています。
中国南西部の大都市である重慶は、このプロジェクトの中枢拠点として位置づけられています。12月29日にノンカイで行われた開通式には、タマナット・プロンポー農業協同組合大臣をはじめ、タイと中国の物流・鉄道各社からも代表者が出席しました。
重慶からは工業用硫酸ナトリウムをタイに向けて出発する列車も運行されました。この鉄道は、輸出需要に応じて約4日で輸送を完了する予定です。
今回の進展は、広域経済圏構想「一帯一路」の一部であり、陸上および海上貿易ルート網を通じてアジアとアフリカ、欧州を結び、地域間の貿易と経済協力を強化することを目指しています。
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