女子生徒、性的暴行されたとして既婚の女性教師を告訴

 バンコクのノーンチョーク区に住む12歳の女子生徒Aさんが2023年11月28日、家族と、子供や女性を支援するインフルエンサーであるカン・ジョームパラン氏に付き添われ、性的暴行を加えて、猥褻な写真を送信するように命令した38歳既婚の女性教師を告訴しました。

 カン氏によると、Aさんが小学校5、6年生のときに、問題の女性教師がカウンセラーだったと説明。現在Aさんは中学1年生となり別の学校におり、女性教師も別の学校で副校長をしています。

Aさんは5年生の時からチャットアプリで女性教師とやりとりをしており、女性教師は恋愛関係に発展させようとしたといいます。Aさんは女性教師と話を続けたくなかったものの、無視する勇気がなかったと話しています。

また、女性教師はAさんに露骨なビデオや写真を送るよう命じており、Aさんは断ると学校生活に影響が出るのを恐れて、女性教師の命令に従っていたとのこと。

さらに女性教師はAさんを脅迫し続け、今は別の学校にもかかわらず、裸の写真や動画を送るように命令。Aさんが応じなければ、教師は動画や写真をSNSで拡散すると脅したのだとか。また、女性教師はAさんを3回に渡ってガソリンスタンドに同行させ、性的暴行を加えたとのこと。カン氏とAさんの家族は、性的暴行の証拠をすべて持っていることを明らかにし、警察に提出しました。

Aさんの姉は、1年前から姉の不自然な行動に気付いていたことを明らかにしており、電話で女性教師にAさんとの関係を尋ねたところ「私は教師。Aさんには何もしていない。教師が生徒に近いのは普通のことだ」と話し、怒ったのだと言います。

 報道によると、一方で女性教師は警察署に出頭して無実を主張。カン氏とAさんを名誉毀損などで告訴しました。女性教師は、Aさんが自分の裸の写真や動画をクラスメートに送り、自分にも送ってきたと主張。女性教師はAさんにポルノ写真を送るのをやめるよう警告したなどと述べています。

警察署は「すべての証拠を集めて徹底的に調査し、双方の正義を確保する」 と表明しています。