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人気ラーメン店「一蘭」が2023年11月11日(土)~26日(日)まで、バンコク・セントラルでの催事イベント「Nippon Market @ Central World」に出店。初めてのタイ出店(出展)でタイの人々の期待は大きかったですが、一転して批判が集まることになってしまいました。
実は「Nippon Market @ Central World」で販売されるのは、日本の店舗で提供しているラーメンではなく、おみやげ商品「釜だれとんこつラーメン」を調理して提供するいうもの。つまりインスタントラーメンの販売イベントだそうで、本サイトでも掲載した「タイ初出店」のプレスリリースには「一蘭の店舗でご提供しているラーメンとは異なります」「麺のかたさや味の濃さなどは選べません」などと明確に書かれていたのですが、タイの人々にはあまり上手く伝わっていなかったようです。
実はインフルエンサーらが「一蘭」ポップアップ店で試食をしてビューをした際、誤解を呼んでしまうような文言を使うように依頼があったそうで、それがインスタントラーメンの提供ではないと思わせてしまったこともあったようです。また、ラーメンのトッピングがチャーシューでなく茹でた豚肉だったり、インフルエンサーは麺の量や塩加減を選べたのに一般人はそれが出来ないなど、批判が広がってしまったのだとか。
「一蘭」のインスタントラーメンを輸入販売し、今回のイベントを手掛けたV TWO V社は、Facebookページ「Ichiran Thailand Authoirzed」で声明を発表し、コミュニケーション不足から誤解を呼んでしまったとして謝罪を行いました。
同社は改めて、このイベントについて説明。提供メニューの「釜だれとんこつラーメン」は、麺とスープは一蘭が製造し、肉は日本のポップアップ店でも取り入れられた手法で調理。「作りたて」というのは、食材や素材にこだわり、日本のシェフが監督してポップアップ店で調理した新鮮な状態で提供することを意味していると明かしました。 調理工程は一蘭の基準に準じているとしています。
投稿のコメント欄には「タイに正式出店してくれれば許す」などのコメントもあり、批判は期待の裏返しのようです。
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