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タイ国政府観光庁(TAT )のターパニー・キアットパイブーン総裁は2023年11月12日、セター・タビシン首相との会議に出席した後、中国から派遣される中国人警察官を、タイの観光地で「中国人観光客を守るために」パトロールさせるという案を発表しました。しかしこの案は、タイ警察により却下された模様です。英字メディアのThe Nation Thailandが伝えています。
The Nation Thailandは11月13日の報道で、中国人警察官にタイの観光地をパトロールさせるという案は、タイの治安法の制限により実施できないと、匿名の警察官が語ったと伝えています。
関係者は「タイの法律では外国職員がタイ警察の業務に参加することを認めていないため、この案は実行できないと思います。それは明らかに法律に違反することになります」と述べたとのこと。
さらに警察関係者によると、会議に出席した警察の代表者らは、法律で許可されていないため、この措置は講じられないと首相に明言したのだとか。その代わりに、中国人観光客の信頼を高めるため、タイ当局が中国当局と情報交換することを提案したと伝えています。
タイ国内で中国人警察官がパトロールをするという案は、タイのSNSなどでも多くの批判を呼び、ほとんどの人々は、タイ領土内で外国人警察官に権限を与えるのは不適切だと述べていました。
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