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2023年9月19日、タイ北部ペッチャブーン県の「古代都市シーテープと関連するドヴァーラヴァディー遺跡群(The Ancient Town of Si Thep and its Associated Dvaravati Monuments)」が、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。世界遺産に登録されたのはタイで7つ目(文化遺産4 、自然遺産 3)。
シーテープについて、タイ国政府観光庁は以下のように説明しています。
『シーテープは、現在のペッチャブーン県にあたる地で、スコータイ王朝が勃興する13世紀以前に建設されたと考えられているパーサック川流域にある1,000年以上の歴史を持つ古代の町です。その遺跡を保存するために整備された総面積約4.7㎡の歴史公園は、堀に囲まれた直径約1.5kmの丸い都市、その東側に隣接するやや大きな四角い都市と、ふたつのエリアから成り、いずれも周囲を堀で固めた都市創りや敷地内に発掘・保存されているカオ・クラン・ナイと呼ばれる仏教寺院遺跡などからも、ドヴァーラヴァディー王朝の古代都市と推測されています。天国に昇る前に建てられた天使の領域で神聖であると信じられていたため、かつてこの町に住む人は誰もいなかったといわれています。(タイ国政府観光庁ウェブページ)』
世界遺産リストによると、「古代都市シーテープと関連するドヴァーラヴァディー遺跡群」は、以下の3つの部分からなっています。
・内郭と外郭を堀で囲まれた、独特な双子の町並み
・巨大なカオ・クラン・ノック古代遺跡
・カオ・タモラット洞窟古代遺跡
これらの遺跡は、6世紀から10世紀にかけてタイ中部で繁栄したドヴァーラヴァディー王朝の建築、芸術、宗教的多様性を示しており、インドからの影響を物語っています。
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