タイは5年以内にイスラム教徒の観光地トップの座を目指す

タイは今後の5年間で、国際的なイスラム教徒観光客の主要な目的地として浮上する見通しです。タイ首相府ラチャダー・タナーディレーク副報道官は2023年8月18日、イスラム教徒の旅行者数と消費能力の増加を受けて、より多くのイスラム教徒観光客を誘致する意向を表明しました。

ラチャダー副報道官は、イスラム教徒観光客がタイの観光業界の主要な要素を占めていることを指摘しました。2022年にイスラム教徒観光客の数は急速に増加し、その数は300万人を超え、2017年の87万5,043人から大幅に増えました。

これらの数字はタイ観光・スポーツ省観光局（Department of Tourism）が提供したデータに基づいています。イスラム教徒観光客の平均滞在期間は約13日で、1人当たりの1日の支出額は約6,000バーツです。

観光局は、2023年から2027年までの野心的な5年間の計画を発表し、イスラム教徒観光客に対する国の魅力を高めるとともに、観光業者のサービス品質を国際基準に合わせて強化する予定です。この過程には、テクノロジーを活用して旅行をスムーズにし、ハラール商品やサービス、アクティビティを提供することが含まれます。

 2023年のマスターカードによる世界イスラム旅行指数によれば、インドネシアとマレーシアが共に第1位にランクされ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコが続きました（注: これらの上位5カ国はすべてイスラム教国です）。

タイへの主要な観光客のグループは、イスラム教国のマレーシア（2,581,251人）がトップで、次に中国（2,027,823人）、韓国（982,328人）、インド（947,431人）、ロシア（884,839人）と続きました。

関連記事

新着記事