バンコク・トンローでタクシー運転手らが乗客3人を襲撃

日本人も多く住むバンコク・トンローで2023年7月30日未明、タクシー運転手の一団が3人の乗客に暴力を振るう事件が発生しました。

事件についてSNSに投稿したのはタイ人男性のチャッチャナンさんによると、チャッチャナンさんと友人2人と飲酒した後、トンロー通りソイ12からスクンビット通りソイ14に移動するために、ナンバープレート7กท 2376のタクシーを呼び止めました。しかしタクシーは乗車を拒否。チャッチャナンさんがその理由を尋ねる中で、タクシーが違反をしている気付いたのだそうです。お酒が入っていたチャッチャナンさんは、乗車拒否と規則違反への怒りから「なぜ乗車拒否をするのか？待て、君のタクシーは違法か？」と言ったとのこと。

チャッチャナンさんの友人2人は、状況をエスカレートさせたくないと考え、別のタクシーを呼んで3人で出発。しかし乗車拒否のタクシー運転手と5〜6人の他の運転手が後を追ったのだとか。その際にチャッチャナンさんは、中指を立てて挑発したのだといいます。

チャッチャナンさんらが乗るタクシーがスクンビット通りに入った際、追ってきた乗車拒否タクシーが進路を遮断。タクシー運転手の一団は、停車したチャッチャナンさんのタクシーを襲撃し、チャッチャナンさんら3人に対して暴行しました。

報道によると、トンロー警察署に呼び出された乗車拒否のタクシー運転手は、乗車拒否ではなく配車アプリで呼ばれたため他の乗客を待っていたと主張。

乗客を最初に乗せようとしなかった違法なタクシー運転手も警察に呼び出され、尋問を受けました。彼はChannel 7とのインタビュー前に2時間の尋問を受けました。

運転手の証言によると、彼は乗客を拒否したわけではなく、代わりにモバイルアプリを通じて彼のサービスを予約した乗客を待っていたと主張しています。 

トンロー警察署は近く、両当事者を召喚して話を聞く予定です。