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64ヘクタールにおよぶタイ最大の民間不動産開発プロジェクト「The Forestias」の開発会社であるMagnolia Quality Development Corporation(MQDC)が2023年6月20日に、The Forestiasに、テーマ型デスティネーション「 ハピタット(The HAPPITAT)」を建設すると発表しました。同デスティネーションは、リアルとバーチャルを融合させ、デスティネーションでの体験に新たな次元をもたらすものです。
MQDCのStoried PlaceプレジデントであるOrada Kerdhong氏は、次のように述べています。「HAPPITATは、『デスティネーション開発を新しい次元で実現する』、そんな現象を生み出しているのです。 HAPPITATは皆さんが常に戻ってきたくなるような場所となるでしょう。なぜなら、一年中楽しめる屋内外のアクティビティ、豊かなライフスタイルの追求、そして将来的にはバーチャルリアリティ体験の多面的な統合により、訪れるたびに新しい体験ができる場所になるからです。 当社が目指すのは、どんな滞在目的であっても、初めて訪れた時のようなワクワク感や発見の喜びを訪れるたびに感じてもらえる場所でありながら、温かく心地よい親しみやすさを兼ね備えることです。」
HAPPITATの敷地面積は約9ヘクタールで、The Forestiasの中心にある4.8ヘクタールの森のほか、数多くの庭園、遊歩道、数百のショップや飲食店などのサービス店舗、学習・娯楽施設、文化・社会施設、複数の市場、科学博物館、オフィスなどが立地しています。HAPPITATには3つの建物があり、合わせて約21万1,000平方メートルの総床面積を有しています。
Orada氏によると、MQDCは、HAPPITATのマスタープラン策定にあたり、デスティネーションプランやエンターテイメントの分野で世界的に最も著名な国際的専門家を招聘したとのことです。
「レイアウトには、The Forestiasの入り口である幹線道路沿いの街並みや『都市生活』から、様々なステージを経て、最終的に森の端の静かな自然へとたどり着くような工夫が凝らされています。『忙しい都市環境』から『非日常的な自然環境』へと、充実した旅が楽しめるのです。」
同氏は、都会の生活から深い森へ向かう水平移動の中で、複数の不思議な体験ができるルートが用意されていると言います。 「旅は、終点から終点まで、全体として楽しむことができます。また、旅の途中でも、部分的に楽しむこともできますし、任意の地点で旅に出たり入ったりすることもできます。 そして将来的には、複合的なバーチャルリアリティ体験が加わることで、この旅は楽しいだけでなく教育的なものになるとともに、HAPPITATの共同制作者にとって、より豊富なアプローチで多くの顧客にアプローチできる商機を創出します。」
「当社は、居住者であっても外部から訪れる人であっても、家族が一緒に過ごす時間をさらに増やしたいと考えています。そのため、家族全員が何世代にもわたって、生産的で楽しく取り組めるようなものを見つけられる環境を保証します。」
4000平方メートルの劇場や各種イベント・ライブスペースなど、文化・社会施設も充実しており、日常的な空間を活気ある場所へと変えていくことを目指しています。 また、年間を通してパレードやイベントを開催できる広場や通りもあり、The HAPPITATを象徴する体験となるでしょう。
The HAPPITATは、空間、イベントおよびバーチャルワールドを融合させた、世界でも類を見ないデスティネーション開発プロジェクトになると、Orada氏は語ります。
「この美しい空間は、家族が毎日、食事、レジャー、ライフスタイル、健康、娯楽活動、学習活動、文化活動のいずれを選択しても、安全で健康的な環境の中で、自然に近いところで一緒に時間を過ごすことができます。」
「イベントやショー、パレードを定期的に開催し、幅広い年齢層の方々に驚きと感動を与えるとともに、演技や音楽、ペットを主役にしたイベントなど、皆さんが自分たちでイベントを開催する機会も提供します。」
「そして、仮想世界の次元では、皆さんが複合的なバーチャルリアリティ体験を楽しみ、学ぶことを支援します。 将来的には、これらの体験がHAPPITATの至る所に埋め込まれ、森の中にまで広がり、人々が拡張現実の助けを借りて自然について学び、動物たちと触れ合うことができるようになるでしょう」と、同氏は述べています。
The Forestiasは「Idyllias」ユニバースにもデジタルツインを持ち、「Mittaria」とともにTransluciaプラットフォーム上で無限に広がるメタバースの1つとなるでしょう。Transluciaプラットフォームは、T&B Media Global (Thailand) Co, Ltd.が開発中です。
MQDCのThe Forestias開発責任者であるKittiphun Ouiyamaphun氏は、HAPPITATへの投資額は約5億ドルであり、建設とその他の準備は70%程度完了していると述べています。
The Forestiasはバンコク東部で急速に発展する「東部経済回廊」に位置し、敷地面積の56%が緑地、約70%が木陰という広大な敷地を有しています。
HAPPITATをテーマにしたデスティネーションに加え、The Forestiasは、複数の居住施設、2つのホテル、そしてヘルス&ウェルネス施設も備えています。 The Forestiasにある住宅プロジェクトには、超高級レジデンスSix Senses Residences、Mulberry Grove The Forestias Villasほか、Mulberry Grove The Forestias Condominiums、Whizdom高層マンション3棟、「終身介護」サービス・施設を備えたThe Aspen TreeコンドミニアムおよびSky Villaレジデンスなどがあります。
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