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日本に本拠を置くデータセンタープロバイダー2社は、デジタルトランスフォーメーションとクラウドコンピューティングに対する需要の高まりを活かすため、タイに総額60億バーツに上る多額の投資を行いました。タイ国営メディアNNTが伝えています。
KDDIの海外現地法人であるTELEHOUSEは2023年5月、9000万ドルを投資してタイ初のデータセンターを開設し、一方NTT Global Data Centersは30億バーツを投資してタイ最大のデータセンターを開発し、2024年後半に稼働を開始する予定でです。
タイは、存在感の拡大を目指す世界的なクラウドおよびデータセンタープロバイダーにとって魅力的な目的地となっています。 Tencent Cloud、Huawei、NTT、Alibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud などの企業がすでにこの国に投資しています。
バンコクにあるTELEHOUSEの新しいデータセンターは、複数の電気通信事業者やサービスプロバイダーが国内外のデータトラフィックを相互接続して交換できるインターネットハブとなることを目指しています。 この施設は 10 社を超えるパートナーとともに、データセンター内の「相互接続」のエコシステムをサポートしています。
NTT の投資により、BKK3 という名前の重要なデータセンターが開発されます。 東部経済回廊沿いのアマタシティ・チョンブリ工業団地に位置するBKK3は、約4,000平方メートルのITスペースで最大12メガワットのIT容量を提供します。 このインフラストラクチャはハイパースケーラーや企業に対応し、タイのデジタル経済の成長に貢献します。新しいデータセンターは、2040年までにネットゼロ排出量の達成に焦点を当てたNTTグループの「グリーンイノベーション」ビジョンの一部でもあります。これらのデータセンターは、持続可能な慣行とグリーンエネルギーを採用して、2050年までにネットゼロ排出量を達成するというタイの取り組みをサポートする予定です。
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