|
|
国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた世界の大学の成果を測る「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション・インパクト・ランキング2023(Times Higher Education Impact Rankings 2023)」において、タイの4大学が上位100校にランクインしました。タイ広報局が2023年6月7日に伝えています。
4大学は、チュラロンコーン大学が17位、マヒドン大学が38位、北部のチェンマイ大学が74位、東北部のコンケーン大学が97位となりました。
2023年インパクト・ランキングは第5版で、総合ランキングには112の国・地域から1,591の大学が参加し、合計65校のタイの大学がランクインしました。2022年のインパクトランキングでは、100位以内に入ったのはチュラロンコーン大学とチェンマイ大学の2校のみでしたが、2023年には4校に増加しています。。
このランキングは、教育、研究、アウトリーチ、自己資源の管理といった大学の主要な活動すべてにおいて、国連のSDGsの17項目すべてへの貢献度を評価するものです。また、タイのいくつかの大学は、以下のように17の目標のうち7つの目標でトップ10にランクインしています:
マヒドン大学は、SDG3(健康と福祉)でトップ10の3位、SDG7(安価でクリーンなエネルギー)で5位、SDG17(目標のためのパートナーシップ)でも5位を獲得しています。
モンクット王工科大学トンブリ校は、2030年までに極度の貧困を撲滅することを目的としたSDG1(貧困のない国)でトップ10の4位に入りました。
タマサート大学は、ジェンダー平等の達成とすべての女性と女児のエンパワーメントを2030年という期限で定めたSDG5(ジェンダー平等)で7位を獲得しました。
コンケーン大学は、2030年までに飢餓のない世界を実現するSDGs 2(飢餓ゼロ)でトップ10の9位となりました。
プラユット首相は、インパクト・ランキング2023におけるタイの大学の順位に満足し、「タイの大学は国際的な基準で自らを発展させ続けてきた」と述べました。政府は、国内の高等教育機関がより大きな成功を収め、国家発展の主要なメカニズムとしてより大きな役割を果たし、持続可能な目標の達成に向けて国を動かしていくことができるよう、全面的に支援していく用意があります。
関連記事