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バンコク近郊のインパクト・ムアントンタニで2023年5月23日(火)から5月27日(土)まで開催された、タイ国内最大級の国際食品見本市「THAIFEX」。外国人の来場者も多いこの催しに集まったのは、外国人客を狙って高額要求を行う悪徳タクシーでした。
多くの人が集まる場所には必ず集まるバンコクの悪徳タクシー。乗車拒否や高額要求が当たり前のようにまかり通っていますが、摘発されることは稀。そんな悪徳タクシーの被害に遭った人は、星の数ほどいるでしょう。
そんな悪徳タクシーが、ここぞとばかりに外国人客を狙って「THAIFEX」の会場に集結。メーターを使用せずに高額請求したり、騙すことが難しいタイ人乗客を拒否したりとやりたい放題で、SNSなどで激しい非難を浴びています。
FacebookユーザーのPakpoom Ruangchaisiwawateさんによると、タクシーの中にはインパクト・ムアントンタニからバンコク中心部のシーロム通りやスクンビット通りまでの移動に、5000バーツを請求することもあったとのこと。実際の料金はスムーズに行けば200バーツほどの距離なので、なんと20倍以上を要求したのです。また、僅か1キロの移動で、300バーツを要求された例もあったのだとか。
Thai PBSによると、インパクト・ムアントンタニの経営陣は、大きなイベントが開催される度に悪徳タクシーが集まることを認めており、一部の幹部は、警察と陸運局に悪徳タクシーを取り締まるため、会場に警官を常駐させるよう要請する予定と述べたとのこと。
陸運局によると、タクシーに高額要求されたり乗車拒否の被害に遭った場合は、同局のホットライン1584まで苦情を申し立てることができます。
なお、メーターを使用せず高額料金を要求した場合の罰則は、2,000バーツ以下の罰金です。
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