バンコクで中国人が中国人を襲う、暗号通貨の送金を強要

警察当局は2023年3月19日、中国人女性（大学生 32歳）を脅迫し、約330万バーツ相当の暗号通貨を奪った容疑で、中国人の男2人と中国人の女1人を東部サケオ県アランヤプラテートのホテルで逮捕しました。各報道が伝えています。

事件が発生したのが3月16日夜10時頃。容疑者の女が被害者女性を誘ってエカマイのレストランで食事をした後、3人の容疑者が被害者女性を車に押し込みました。容疑者らは被害者をナイフで脅し、約330万バーツ相当の暗号通貨の送金を強要。暗号通貨を奪われた被害者女性は翌朝にミンブリで置き去りにされ、その後警察に通報しています。

警察は、アランヤプラテートで逮捕した3人の容疑者を、取り調べのためにバンコクのトンロー署に移送。3人はタイ語を話すことが出来ずに通訳が必要でしたが、指定された通訳者が事故に遭ってトンロー署を訪れることができず、取り調べが遅延したとのことです。

 なお、容疑者の女は、  被害者女性とは1年以上前に知り合っており、暗号通貨について話すように誘っただけで、送金を強要したことはないと容疑を否認しています。