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フランス国立科学研究センター(Centre national de la recherche scientifique:CNRS)とフランスのラ・ロッシェル大学、アメリカ大気研究センター(National Center for Atmospheric Research:NCAR)の共同チームが、気候変動に関する最も重要で最先端の研究論文を掲載することを目的とした月刊誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)」に論文を出しました。2023年3月10日にCNNが報じています。
報道によると論文には、気候変動による海面の上昇と自然変動による影響などで、アジアにある巨大都市の一部が2100年までに水没する可能性があるとの研究結果が示されたとのこと。
水没の可能性が高いのは、バンコクをはじめ、フィリピンのマニラ、ベトナムのホーチミン、ミャンマーのヤンゴン、インドのチェンナイのコルカタなど。海面上昇の影響が出始めるのは今世紀末になる見通しとのことですが、更に早まる可能性もあるのだとか。
バンコクの海抜は約1.5メートル。さらに地盤の沈下も進んでおり、エリアによっては大雨の際には冠水するのが当たり前のような状態。以前にも世界銀行が、地盤沈下、温暖化、海面上昇により、バンコクは2050年の洪水リスクが4倍に高まると予測しています。
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