タイの子供の1割が肥満

タイ保健省保健局の調査の結果、タイの子供の10％近くが肥満であることが明らかになりました。親や教師が若者の栄養意識を向上させなければ、この状況は悪化すると警告しています。2023年3月8日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

3月5日のブリーフィングで、タイ保健局スワンチャイ局長は、若者が不健康なレベルの脂肪、砂糖、塩を含む食品に過剰に触れていることを示唆する調査結果を受け、親は子供にとってより健康な環境を作るべきであると述べました。

この調査では、0歳～5歳の子供の9.1％が太り過ぎであることが判明。6～14歳では13.4%、15～18歳では13.2%に上昇します。

また、各国の科学者などが肥満問題の解決について取り組む世界肥満連盟、小児肥満の割合は2020年から2035年の間に倍増すると予測しています。

タイ保健局による子供の食生活に関する別の報告書によると、3分の1の子供が毎日甘いお菓子や飲料を摂取しており、30％近くが純粋に自分の好みに基づいて食べ物を選ぶことを許されていることがわかりました。

スワンチャイ局長は、子供たちが何を食べるかを決める際に、誤った選択をしてしまうことが多く、菓子メーカーのマーケティング戦略によってさらに悪化していることから、子供たちのために健康的な食品を選ぶよう保護者に呼びかけました。