フィリピン・マニラ空港の保安検査でタイ人が盗難被害、カメラは捉えていた

マニラ空港

空港で航空機に持ち込む荷物をチェックする保安検査。まれにスキを見て手荷物から貴重品を奪う悪徳検査官もいるようで、注意が必要です。

2022年2月22日に事件が発生したのは、タイでなくフィリピンのマニラ空港。タイからマニラ経由日本行きのフライトのトランジットの保安検査で、タイ人男性が検査官に現金を奪われる被害が発生し、その様子がカメラに捉えられていました。

被害に遭ったタイ人男性は、手荷物をスキャンに通した後、2万円がなくなっていることに気付き、「お金がなくなった」と叫んだのだとか。そこで、検査を待っていた日本在住のタイ人男性が、とっさに持っていたiPadで撮影を開始。するとそこには、検査官複数人が共謀して、盗んだ現金を隠す様子が映っていました。

撮影されていたことを知った検査官は、被害者のタイ人男性に2万円を返金。さらに撮影をした日本在住のタイ人男性には、動画を削除するように依頼をしたのだそうです。当然、動画は削除されず、SNSにそれを投稿されることになりました。

被害者のタイ人男性は、2月26日に追加の証拠をフィリピン警察と港湾庁に送付。さらに法的措置を取る予定とのことです。