Rhマイナス～タイ人0.3%、日本人0.5％、欧米人15％

タイ人の血液型でRhマイナスは驚くほど少なく、この血液型を持つ人は欧米人の約15%に対してタイ人ではわずか0.3%です。タイ外国特派員クラブ（The Foreign Correspondents’ Club of Thailand: FCCThai）で2022年2月22日に行われた「ドナーなしの死亡:タイにおけるRh陰性血液の希少性 」と題した討論の中で、専門家パネルがこの問題を議論していました。2月26日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ赤十字国立血液センターの顧問であるIssarang Nuchprayoon博士は、Rhマイナスの血液が不足しているため、輸血が必要な緊急時に欧米人観光客への支援が遅れる可能性があるとして、タイにいる外国人に献血を呼びかけました。タイ人ドナーからのRhマイナスの血液だけでは、外国人訪問者のニーズを満たすことはできないため、この血液型の欧米人は献血する必要があると強調しました。

また、Issarang博士は、タイ語で出版され、タイの人々にのみ伝えられている献血者の募集に使用されるすべての資料を、世界の他の地域で同様のキャンペーンを実施しているドナーや機関にも提供範囲を拡大するように改訂すべきであると提案しました。

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