違法ミートボール、「豚」と謳って「鶏」混ぜる

©タイ食品医薬品局

タイ食品医薬品局（FDA）とタイ警察が協力し、タイ中部パトゥムタニ県クローンルワン区のミートボール（タイ語でルークチン ลูกชิ้น）工場の調査を実施。違法に製造された「チャエー จ๊ะเอ๋ 」ブランドのミートボール製品を発見しました。タイ食品医薬品局が2023年2月18日に明らかにしました。

摘発された工場は、衛生管理が法律で定められた基準を満たしておらず、豚肉のミートボールと謳っているにも関わらず鶏肉を混ぜ、ホウ砂と安息香酸ナトリウムを使ってミートボールが作られていました。この工場は約2年間に渡って、バンコクと近隣県の40以上の店舗に規格外のミートボールを卸していたとされています。

この工場は法的に登録されておらず、タイ食品医薬品局と県から必要なライセンスを受けておらず、製造工程はGMP基準を満たしていないとのこと。

この工場で作られた検体は、防腐剤やバクテリアの含有量を調べるために、医療科学局に送られました。

工場のオーナーは「偽の食品」を製造した罪に問われており、有罪の場合、6ヶ月～10年の禁固か5,000～10万バーツの罰金、またはその双方が科されます。さらに、GMP基準に準拠していない食品工場を運営した容疑で1万バーツの罰金、製品に不適切なラベルを貼った容疑で3万バーツ以下の罰金が科される可能性があります。