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タイは性別適合手術(Sex Reassignment Surgery:SRS)や美容整形手術の先進国であり、有名病院がいくつもあります。そのため、日本からタイへ向かう人々も多く、アテンド業者もいくつも存在します。
そんな中の2022年12月、性別適合手術と豊胸手術を受けた日本人患者が、持病による影響で死亡するという事故が発生しました。
バンコクで性別適合手術などのアテンドを行なうソフィア・バンコク社によると、死亡事故発生後に各国のアテンド会社を集めた緊急ミーティングが開かれ、「持病が影響」という話が伝わってきたとのことです。また、タイSRSガイドセンターによると、「持病が影響」というのは担当したアテンド会社が明かした事実であるようです。
ソフィア・バンコク社やタイSRSガイドセンターなど複数のアテンド会社は、性別適合手術や豊胸手術は全身麻酔による大きな外科手術のため、持病がある場合は必ず報告をするように呼びかけを行なっています。
持病・既住歴・服用薬などに関しては、弊社との契約時や病院での手続き時も細かく何度も確認を行い、血液検査・心電図・レントゲンなどの検査結果に異常が見られた場合は追加の精密検査や場合によっては手術の延期・中止になるケースもあります。また、持病がある方には必ず告知をしていただき、渡航前にかかりつけの医師から診断書の作成および提出をお願いしております。(ソフィア・バンコク ブログより)
[追記 1月26日]
事故発生を受けて、日本人の利用者が最も多いガモン病院では、術前の血液検査にて「Dダイマー」の値を検査する項目が追加されました。
※ガモン病院は、今回の事故の当事者ではありません。
他院での手術後に亡くなられた日本人患者様の事故を受け、2023年1月25日、日本人のGID患者様が最も多く利用される「ガモン病院」では、35歳以上のMtF(男性から女性へ)患者様に、血栓のリスクを調べる「Dダイマー」の術前検査を義務付ける決定をしました。(タイSRSガイドセンターブログより)
(情報提供協力)
ソフィア・バンコク(SOPHIA BANGKOK CO., LTD.)
https://sophiabangkok.com/
https://twitter.com/Sophia_Bangkok
ジェイ・ウェッブ・クリエーション(タイSRSガイドセンター)
https://jwebcreation.com/
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