タイ疾病管理局「中国人の増加は新型コロナ感染急増に繋がらない」

タイ疾病管理局は、中国人旅行者の増加が新型コロナウイルス感染の急増につながることはないと明言しました。タイ国営メディアNNTが2023年1月12日に伝えています。

タイ疾病管理局長のTares Krassanairawiwong博士によると、同局は2週間後に新型コロナウイルスに関する状況を評価する予定です。現在、1日の平均症例数は900人で、人工呼吸器を必要とする重篤な状態の患者は減少しているとのことです。

局長は、観光事業者も中国人旅行者の流入が予想されるため、多くの人がワクチン接種を完了し、万全の予防策を実践していると述べました。同局は現在、文化省およびバンコク都（BMA）と協力し、宗教施設での安全対策を徹底しています。国際空港には温度測定器が設置され、疾病管理スタッフが配備され、旅行者に健康上のアドバイスを提供しています。

局長は、空路入国の旅行者に課されるのと同じ感染対策が、チェンライなどの国境の県を通って陸路でタイに入国する他の外国人やタイ人にも適用されると断言。さらに、インドや中国などの国からの旅行者で、帰国前にRT-PCR Covid-19検査で陰性であることが必要な場合も、タイ入国前に少なくとも1万ドルの新型コロナウイルス治療費をカバーできる健康保険に入っていなければならないと述べました。

■DDC Affirms Chinese Travelers Pose Low COVID Risk｜NNT