タイ国家AI委員会が初会合、首相はAIの重要性を強調

タイ国家AI委員会がこのほど初めて会合を開き、プラユット・ジャンオーチャー首相が国家発展における人工知能（AI）の重要性を強調しました。タイ国営メディアNNTが伝えています。

プラユット首相は先に開催された国家AI委員会の会合の議長を務め、人工知能の導入による国家発展の機会について発言しました。

プラユット首相は委員会メンバーに対し、国の競争力を高めるツールとしてこの技術の力を活用するために、AIは政府が探求し、他の関連部門と協力するための新しいテーマであると述べました。

政府機関や民間企業のパフォーマンス向上にAI技術が期待される中、プラユット首相は、この技術に習熟した新たな人材を生み出すことの重要性を指摘しました。また、国内外から認められるこのスキルを証明する資格評価システムも必要とのこと。

プラユット首相はこの日、政府機関に対し、新しいアイデアを阻害するような制限を課さずに、AI開発に適したエコシステムを構築するよう促しました。

またプラユット首相は、政府機関は、技術や需要の変化を常に把握する必要があると同時に、企業にとって有利な規制や、適用される国家戦略への準拠を確保する必要があると述べました。