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タイ観光当局は2022年、南部地域の島々を訪れる観光客の数が大幅に増加すると予想しています。タイ国営メディアNNTが2022年12月2日に伝えています。
スラタニ県のサムイ島、タオ島、パンガン島の観光局事務所の所長によると、スラタニ県の島々は2022年1月から10月の間に230万人の客を迎え、400億バーツ以上の収益を上げたといいます。サムイ島は国外からの直行便もありアクセスが良く、パンガン島はフルムーンパーティー、タオ島はスクーバダイビングで人気です。
また、クラビ県のピピ諸島国立公園は、ピピ・レイ島のマヤベイへの観光客が増加し、1日平均4,100人となったと報告しました。同公園は、8月から9月にかけて生息地回復のために一時的に閉鎖されていたため、この数字は明るい指標と考えられています。マヤベイは、映画「ザ・ビーチ」の舞台になった場所です。
一方、同国立公園では、環境への影響を最小限に抑えるため、海での遊泳禁止、海の生物の採取禁止、サンゴ礁に安全な日焼け止めの使用などの規則を遵守するよう、すべての訪問者に呼びかけています。2カ月間の閉鎖に先立ち、同湾は生息環境の回復のため3年間閉鎖されており、当局は「この地域の自然資源をできるだけ多く保護したい」と強調しています。
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