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Chachiluk Board gameグループによって発案・制作された「パッタニー コロニアル テリトリー(Patani Colonial Territory)」は、かつて存在し、仏教国であるタイに一部が併合されたイスラム教国のパッターニー王国(パタニ王国)の歴史を楽しく学ぶことが目的のカードゲーム。しかし、それたタイ政府にとって好ましいものではなく、タイ警察ヤラー署は2022年11月28日、このカードゲームをコーヒーショップから押収しました。
パッターニー王国(パタニ王国)は、かつて繁栄したイスラム教系の王国で、現在のマレーシアのクダ、クランタン、トレンガヌとタイ深南部のパッタニー、ヤラー、ナラティワート、そしてサトゥーン県を領土としていました。そんなパッターニー王国(パタニ王国)は、1902年に消滅。仏教国のタイが統治したタイ深南部では、現在も分離独立運動が続いており、度々テロも発生しています。
各報道によるとこの摘発は、タイ政府関係者が「パッタニー コロニアル テリトリー(Patani Colonial Territory)」により、タイ国内で暴動が引き起こされる可能性があると主張したためです。このカードゲームが社会的分裂につながり、反乱や革命を引き起こし、分離主義者を助長する可能性があると考えています。
そこでヤラー署は11月28日午後5時、「パッタニー コロニアル テリトリー(Patani Colonial Territory)」が置かれていたコーヒーショップを家宅捜索し、それを押収。コーヒーショップのオーナーはカードゲームの引き渡しを拒否したため、逮捕・連行されています。
Chachiluk Board gameグループは摘発を受けて、「全ての人にゲームをプレイする権利がある」との声明を発表しています。
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