タイ深南部で爆弾テロ、警察官1人死亡・30人以上が負傷

© ナラティワート県広報室

タイ深南部のナラティワート県・ヤラー県・パッタニー県及びソンクラー県の一部（ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡）では、イスラム武装勢力による襲撃・爆弾事件が頻発しており、日本の外務省は危険レベル3に指定し、「渡航は止めてください」と渡航中止勧告を発出しています。

ナラティワート県ムアン区にあるナラティワート警察の宿舎敷地内で2022年11月22日午後12時46分、ピックアップトラックが爆発し、警察官1人が死亡、警察官やその家族ら36人が負傷しました。イスラム武装勢力の犯行とみられています。

ピックアップトラックは、警察官のような格好をした人物が警察宿舎敷地内に駐車したもの。ピックアップトラックに仕掛けられた爆弾が爆発し、宿舎や自動車が燃え、消防隊が鎮火するまで20分ほどかかりました。

警察は現在、ナラティワート市街地の警備を強化しています。