飼い犬が人を襲って死亡、飼い主は10年以下の禁錮も

写真は犬

タイ警察の副報道官であるノパワン・パンヤー警察中佐は2022年11月5日、動物の所有者、特にピットブル犬の所有者に警告を発しました。タイの法律では、犬の所有者に犬を常に拘束しておく義務を課しています。

2022年10月29日午後、バンコクの南西に位置するサムットソンクラーム県で、2匹のピットブル犬が飼い主を攻撃し、他の人に危険を及ぼすという事件が発生しました。事件を調査した警察は、その犬が飼い主を繰り返し狙っていたことを知りました。また、 10月23日にはナコンラチャシマで、ピットブル犬に襲われた67歳の男性が死亡しました。

これらの事件を受けて副報道官は、動物の所有者に警告を発し、動物を適切に世話し、他の人に危険を及ぼさないようにすることを怠った場合、民事上および刑事上の厳しい罰則に直面する可能性があると述べました。

タイの法律では、潜在的に危険または獰猛な動物を拘束しなかった所有者には、1か月以下の禁固と1万バーツの罰金が科せられます。

また、動物が他人に怪我をさせた場合、所有者は3年以下の禁錮に加え、6万バーツ以下の罰金に直面する可能性があります。

さらに、動物の所有者が過失によって他人を死に至らしめた場合、所有者は10年以下の禁錮が科される可能性があります。