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タイ公共タクシー協会、空港にサービス料と運賃の値上げを要求

2022年10月30日 配信

タイ公共タクシー協会、空港にサービス料と運賃の値上げを要求

バンコク・スワンナプーム空港のタクシーが不足しており、先日の連休ではタクシー待ちの長蛇の列が出来たことが伝えられています。スワンナプーム空港で客待ちをするには、空港に登録を行う必要がありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でタクシーの数自体が減少しています。



タイ公共タクシー協会の会長によると、新型コロナウイルス大流行以前はスワンナプーム空港の乗客にサービスを提供するために約9000台のタクシーが登録されていたといいます。しかし、ローンを払えず車両を差し押さえられたり、故郷に帰って新しい仕事を始めた元運転手も多く、現在サービスを提供しているタクシーは半分以下なのだとか。バンコクポストが、2022年10月30日に伝えています。

スワンナプーム空港のタクシー不足を解消させるため、タクシーの運転手は空港に対して、サービス料と運転の値上げを要求しています。現在スワンナプーム空港のタクシー乗り場から乗車した場合、メーター運賃に50バーツのサービス料が加算されます。

タイ公共タクシー協会の会長は以下の様に述べています。

「スワンナプーム国際空港が私たちに要求しているような便宜を図ってくれるとは思えません。私たちは運賃の初乗り価格を35バーツから40バーツに値上げするよう要求しました。また、最初の10キロメートルまでの運賃を現在の5.50バーツ/キロメートルから8バーツ/キロメートルにすることも要求しています。さらに、50バーツのサービス料を80バーツに引き上げることも要求しています。これらは、物価の上昇を踏まえた細かい調整です。私たちも含めて、ほとんどの人がインフレの影響を受けています。燃料費が上がり、生活費が高くなる一方で、運賃は何年も据え置かれているのです」 

 空港関係者によると現在、毎日約10万人の外国人客が空港タクシーを利用していますが、これは新型コロナウイルス大流行以前に1日あたり18万人の外国人客が空港に到着したときのレベルをまだ下回っているとのことです。

 

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