日本ヘンプ協会、大麻合法化のタイでサイアムレイワを訪問

タイでは2022年6月9日より、大麻が麻薬リストから削除され合法となりました。しかし、THC含有量が重量の0.2%を超える大麻抽出物は、引き続き麻薬リストに残り違法です。

そんな中の2022年8月13日（土）、一般社団法人日本ヘンプ協会（以下、「日本ヘンプ協会」）の佐藤均理事長が、タイのサイアムレイワ（2020）株式会社（以下、「レイワ」）を訪問しました。レイワは、タイで初めて（東南アジアで初めて）日系企業として大麻の栽培、種子輸入、販売ライセンスまで取得した正式なヘンプ企業。代表取締役社長・藤代浩司氏はタイ生まれの日系2世です。

 東南アジアで唯一大麻産業を合法化したタイでは、2018年12月25日に医療・研究目的の大麻使用を許可する麻薬取締法の改正が承認、2021年1月29日には民間企業も栽培、輸入ライセンスの取得が可能となりました。その中でレイワは、タイのヘンプ企業業界でも品質管理に厳しい日系企業としての地位を確立しています。技術面でもレイワの密閉型室内栽培工場は2021年12月、タイ保健省(日本の厚生省に相当)によりに表彰をされるほどタイで最も優秀且つ模範大麻企業であると認定されました。タイを始め世界中で大麻産業が拡大していますが、本産業は未だ黎明期であり、①品質保証の確立、②規制基準の確立、③技術的知識の充実、④環境の改善の4つの大きな課題を抱えています。
  今後、これらを含む課題の解決のためにも、日本ヘンプ協会は、認証基準・品質基準・土壌改良を含める優れた農業技術を導入し、タイの一般消費者の健康を守るために、正しい知識と製品の見分け方などの教育・啓蒙に共に協力をする事で一致致しました。

サイアムレイワ(2020)株式会社
企業ホームページ：www.siamreiwa.com
関連記事：
・https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00118/063000080/?gift=gI%25252BqkeVykPfbpXKPwd58kQoX1uV1Yjvnv5IhOvF9Y2Y%25253D&n_cid=nbpnb_gift
・https://tjri.org/news/interview-siam-reiwa/?gtm=20220719newsletter

【一般社団法人日本ヘンプ協会概要】
〈設立〉
2021年9月30日
〈役員等〉
■代表理事
佐藤 均（昭和大学 薬学部 教授、薬学博士）
■理事
湊 寛明 （医療社団法人ピュアスマイル ピュアリオ歯科・矯正歯科 田町三田院 理事長）
二木 芳人（昭和大学 医学部 内科学講座臨床感染症学部 客員教授）

一般社団法人日本ヘンプ協会
Japan Industrial Hemp Association（JIHA）
東京都港区虎ノ門4-3-20 14階
TEL：03-5404-3458
FAX：03-5404-3401
MAIL：info@japan-iha.or.jp
HP ：https://japan-iha.or.jp/

— 

▼関連記事
大麻解禁が進むタイで日本人が大麻を所持等、日本の「大麻取締法」で処罰の可能性
在タイ日本大使館、大麻解禁について注意喚起