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<プレスリリース タイ外務省>
タイは2022年11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)を主催するという計り知れない栄誉を与えられた。この役割は、APECの長年にわたる重要性と今年の特異的な状況のため、タイにとり大きな機会であると同時に重大な責務である。
APECは1989年、タイを共同設立メンバーとして創設された。それ以来、経済協力に関する重要フォーラムはアジア太平洋地域の21の主要経済国で構成されるに至った。
APECの根幹となる価値観は、地域経済統合の促進で数十年にわたり変わらない。現在APECには28億人以上が住み、国内総生産(GDP)の合計は53兆米ドルで、世界全体のGDPと国際貿易の半分以上を占める。
COVID-19のパンデミックが落ち着きを見せて初めての年である2022年、タイが主催するAPECのテーマの「Open. Connect. Balance(オープン、コネクト、バランス)」は、展望する主要達成目標として(1)同地域をチャンスに向けて開く(2)全ての次元を連結する(3)全ての面でバランスがとれるよう支援する-ことを示す。
毎年さまざまな次元で貿易と経済の発展促進への道を協議するためにAPECの会議を活用する21の経済国は、再び連携して新たな成長の機会を見いだし、浮上する課題を乗り越える必要性から、今年は特に恩恵を受ける立場にある。
こうした目標に従ってタイが切り込むイニシアティブには(1)ポストコロナの視点を通してアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の対話を再活性化する(2)安全で妨げのない国外旅行の再開を調整するために「Safe Passage Taskforce(セーフパッセージ・タスクフォース)」を設立する(3)APECが環境重視の経済にコミットする首脳レベルの文書としての「Bangkok Goals on the Bio-Circular-Green (BCG) Economy(バイオ・循環・グリーン(BCG)経済に関するバンコク目標)」の採択と承認-などがある。
さらにタイは主催国としての年に、人的能力を開発するためのデジタル技術とイノベーションの支援、零細中小企業(MSMEs)の資金利用の促進、より包括的な経済参加を通じた女性の地位向上、持続可能なツーリズムの振興にも関心を高めている。
COVID-19がもたらした低迷から2022年のAPECは、経済の再活性化だけでなく、長期的繁栄の達成に向けた強化と良好な態勢への浮上を目指している。タイは主催国の役割において、フォーラムの創設メンバーのうちの1カ国として、その能力を示すことができる。
APEC Economic Leaders’ Week(APEC経済首脳週間)は2022年11月14-19日に開催され、APEC経済首脳会議は11月18-19日にバンコクで行われる。首脳会議に先立って、APEC高官の最終会議と、貿易相や外相が出席するAPEC閣僚会議など一連の会議が開かれる。
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