タイ外国特派員クラブ、殺戮現場に侵入したCNN取材班に非難声明

タイ外国特派員クラブより引用、殺戮現場から柵を越えで出てくるCNN取材班 タイのジャーナリストが撮影

タイ外国特派員クラブは2022年10月8日、タイ東北部ノンブアランプー県で発生した元警察官による大量殺戮（犠牲者のうち24人が子供）の現場に立ち入ったCNNに対し、非難する声明を発表しました。

■タイ入国管理局、殺戮現場に入ったCNN記者のビザを取り消し

タイ外国特派員クラブは、CNN取材班は、彼らがどう主張しようとも、明確に示された犯行現場に許可なく立ち入ったとして、プロとしてあるまじき行為であり、犯罪報道におけるジャーナリズム倫理の重大な違反であるとしています。さらにCNNに対して、同様の事件がアメリカで発生した場合、同様に現場に侵入するような行動を取ったのだろうかと疑問を投げかけています。

CNNの広報アカウントは、タイ外国特派員クラブの非難声明に対して回答。「CNN取材班は、ノンブアランプーの児童施設の警察の封鎖が解除された時期に、他のメディアとともに同センターで撮影していた。撮影中、建物から出てきた3人の保健担当者がCNN取材班に話しかけ、中で撮影してもよいと言った。15分ほど館内の様子を撮影し、退出した。この間、非常線が再び張られたため、児童施設のフェンスを乗り越えて退去する必要があった。」と釈明しています。

pic.twitter.com/AaCATW81AD

— CNN International PR (@cnnipr) October 8, 2022

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