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在チェンマイ日本国総領事館によると、日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「チェンライ県メースワイ郡ターゴ地区における子どもと高齢者のための送迎車整備計画」への支援を決定。 送迎車整備にかかる総額2,150,200バーツ(約740万円)を支援します。
以下に、在チェンマイ日本国総領事館の情報を転載します。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「チェンライ県メースワイ郡ターゴ地区における子どもと高齢者のための送迎車整備計画」への支援を決定し、令和4年9月28日、在チェンマイ日本国総領事館にて樋口惠一総領事とラチャナポン・ラッタナ・ターゴ地区自治体長との間で署名式が行われました。
ターゴ地区は、チェンライ県中心地から約70キロ離れた山地に位置し、地区面積の約7割は森林地帯となっています。そのため、同地区に住むほとんどの住民は農業で生計を立てていますが、非常に貧しい生活を強いられており、働き盛りの父母世代のほとんどが都会に働きに出ています。ターゴ地区自治体が運営する幼稚園に通う子どもたちは、地理的に車なしでは通園できませんが、家族構成や経済的な理由から子どもを送迎できない家庭が多く、乗合バイクや民間送迎車両を利用しています。しかし、乗合バイクは転倒事故等の危険があり、また民間送迎車両は15年以上使用され老朽化が深刻なため、安全に送迎できる環境が整っていない状況です。また、同地区は高齢者の介護予防や孤立防止を目的とした高齢者学校を運営していますが、自前の交通手段がないことにより通学出来ない高齢者が一定数いることから、安全で効率的な送迎を可能とする同地区自前の送迎車両の整備が喫緊の課題となっています。
この状況を改善するため、日本政府は、ターゴ地区自治体に対し、送迎車整備にかかる総額2,150,200バーツ(約740万円)の支援を決定しました。送迎用マイクロバスを1台を整備することで、経済的事情により自力での通園が困難な園児と高齢者の安全な交通手段が確保され、基礎教育環境の向上や高齢者をはじめとする周辺住民の生活の安全に寄与することが期待されます。
日本政府は、今後とも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、地域における経済社会開発の取り組みを支援していきます。
https://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kusanone.thakho2022.9.28.html
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